【保全日記】「慣れ」という最大の敵と、停止期間を「進化」に変える3S

皆様、お疲れ様です。保全リーダーの「未完成」な記録です。

今年も残すところあとわずか。現場では通常操業とは異なる動きが続いていますが、そんな時こそ保全マンとしての「基本」と「安全」が問われるのだと痛感した二日間でした。

1. 「勢い」という不安全行動への猛省

先日、変電設備の補修作業や制御盤室の整理を行っていた時のことです。

ある箇所の確認作業において、私は足場がない状況にもかかわらず、配管の上に昇って作業をしてしまいました。その時は「早く終わらせたい」という一心でしたが、後から振り返ると、一歩間違えれば転落に直結する非常に危険な行動でした。

保全の現場では、「慣れ」や「勢い」が冷静な判断を狂わせることがあります。 トヨタ思考において、安全はすべてに優先されるべきもの。どんなに急いでいても、一度立ち止まって「正しい手順か?」「リスクはないか?」を確認する勇気を持たなければなりません。

「最近、少し勢いに任せて行動してしまっているのではないか?」という自分への戒めを胸に、改めて安全最優先を徹底していきます。

2. 操業停止期間こそ「3S」で現場力を磨く

現在、現場はフル稼働で操業できる状態ではありません。しかし、私はこれをただの停滞期間ではなく、**「現場の基盤を底上げする絶好の機会」**と捉えています。

急ぎの突発対応がない時間を活用し、今進めているのが徹底した**「3S(整理・整頓・清掃)」**です。

  • 予備品の整理: 「いざ」という時に迷わず取り出せる体制を作る。
  • 工具棚の整頓: 作業効率を極限まで高めるための配置を見直す。

「今は動かせないから」と手を止めるのではなく、気持ちを切り替えて、次に動き出す瞬間のために現場を磨き上げる。この**「次への備え」**こそが、強い現場を作るための実践だと信じています。

3. 息子の挑戦を支える父として

仕事が終われば、一人の父親としての時間です。 高校生の息子は、今日から4日間のサッカー合宿へ出発しました。

合宿初日、嫁さんが全国屈指の強豪校との試合を観戦してきたのですが、結果は 0-1 の惜敗だったとのこと。格上の相手を前に、最後まで諦めずに走り抜いた経験は、結果以上の価値があるはずです。

親としてできるのは見守ることだけですが、かけがえのない高校生活を思い切り満喫してほしいと願っています。必死に戦う息子の姿は、私にとっても**「明日もまた現場を良くしていこう」**という大きな原動力になっています。


今回の気づき

  • 安全に「これくらいなら」は禁物。 自分の「勢い」をコントロールする。
  • ダウンタイムを「進化の時間」に変える。 3Sこそが次への最短距離。

現場も、家庭も、一日一日の積み重ねですね。 皆様も、年末の作業はくれぐれもご安全に!

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