現場のトラブル対応に追われる毎日の中で、ふと立ち止まって「自分の心」を見つめる時間はありますか?先日、あるメモの習慣を知り、実践しようとして壁にぶつかりました。完璧を目指すと続かない。だからこそたどり着いた、私なりの「週に一度の深掘り」ルールについてお話しします。
「出来事」と「感情」をセットにする
先日、ある動画を見てハッとさせられました。それは日常の中で心が動いた瞬間を逃さずメモするという習慣術です。
やり方はとてもシンプル。
- 出来事(何が起きたか)
- 感じたこと(その時、どう思ったか) この2つをセットでスマホに記録しておくこと。
そして、時間があるときにノートを開き、そのメモに対して**「それはなぜ?」**という問いを立てて深掘りするのです。制限時間は3分、理由は5個くらい書き出す。
これって、私たち保全マンが現場でやっている「なぜなぜ分析」のメンタル版だな、と感じました。設備の不具合原因を探るように、自分の感情の根っこを探る訓練。直感的に「これはいい」と思い、早速試してみることにしたのです。
「毎日やる」はムリ(Muri)だった
意気揚々と始めたものの、すぐに「ある壁」にぶつかりました。 それは時間とリソースの問題です。
毎日の業務日報、このブログの更新、それに加えて毎晩「心の深掘り」までやるとなると、正直なところキャパオーバーです。 「今日はあの設備の件でイラッとした」「部下のAさんの成長に感動した」…メモは溜まりますが、それを毎日すべてノートに書き写して深掘りしていたら、睡眠時間が削がれてしまいます。
手段が目的化して、自分が疲弊してしまっては本末転倒です。現場改善でいうところの「ムリ(Muri)」が発生している状態でした。
週末の夜だけの「予約席」を作る
そこで私は、運用ルールをカイゼンすることにしました。 結論は、「深掘りは週に1回でいい」。
平日はスマホへの「メモ(出来事+感情)」だけにとどめる。 そして、金曜か土曜の夜、少し落ち着いた時間に、溜まったメモを見返します。その中から「今、どうしても気になるな」「これは掘り下げておきたいな」と感じるものをいくつかピックアップして、ノートに向かうことにしました。
「全部やろうとしない」 これが、継続するための最大のコツかもしれません。
週末の夜、コーヒーでも飲みながら、その週の自分を振り返る。それくらいの距離感が、今の私にはちょうど良いルーティンになりそうです。
今回の「トヨタ思考」的気づき
【標準化は「守れるレベル」で設定する】
トヨタ生産方式や現場改善において「標準作業」を作成する際、作業者が絶対に守れないような無理なタクトタイムを設定することはありません。無理な計画は、必ず「手抜き」や「続きかない」という結果を招きます。
習慣づくりも同じです。最初から高すぎる目標(毎日全件深掘り)を立てるのではなく、**今の自分のリソースで確実に回せるサイクル(週一回のピックアップ)**を標準にする。 「継続できる仕組み」を作ることこそが、最初の一歩です。
読者の皆様へ: 皆さんは、自分の感情や思考を整理するためにどんな工夫をしていますか?もし「日記が続かない」と悩んでいるなら、頻度を落として「美味しいとこ取り」に変えてみませんか?


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