「未来は明るい」と信じられる職場へ。政治のビジョンを現場に持ち込んでみた話

大きなビジョンと、目の前の泥臭い現実と

最近、仕事終わりの晩酌タイムにYoutubeで「チームみらい」という政党の動画を見るのが日課になっています。

正直なところ、これまでは政治の話題には疎かった私ですが、衆院選後に知った代表の安野さんの語り口には引き込まれるものがありました。複雑な社会問題を、私たちエンジニアがトラブル原因を究明するように「本質」から解きほぐし、誰にでも分かる言葉で説明する。

「あぁ、自分もこんなふうに話せるようになりたい」

純粋にそう憧れましたし、尊敬の念を抱きました。そして何より、彼らが掲げる**「未来は明るいと信じられる国へ」**というビジョン。これが、私の心に深く刺さったのです。

現場に「未来」はあるか?

このビジョンを聞いたとき、私はふと自分の足元、つまり「現場」を見つめ直しました。

「私たちの職場は、未来が明るいと信じられる場所になっているだろうか?」

設備の老朽化、突発停止への対応、人手不足……。日々の業務に追われていると、どうしても視線は「今、ここにある問題」に対処することだけで精一杯になりがちです。

でも、リーダーである私が「どうせ明日もトラブルだろう」という顔をしていては、チームの士気が上がるはずもありません。

そこで私は、勝手ながらこのビジョンを拝借し、自分のスローガンにすることに決めました。 目標は、**「未来は明るいと信じられる職場へ」**です。

壮大な目標と、地味すぎる第一歩

「未来は明るい」なんて言うと、なんだかキラキラしたDXや最新ロボットの導入を想像するかもしれません。でも、私がやろうとしていることは、もっと泥臭く、現実的な「土台作り」です。

私が今、現場の成長を阻んでいると感じていること。それは『欲しい情報がすぐに見つからない“探すムダ”』と『役割分担が標準化されていない“業務のグレーゾーン”』です。これらを解消するために、以下の3つを進めようと画策しています。

  1. 予備品の5S 「あれ、どこ行った?」を探す時間は、未来への希望を削り取ります。必要なモノがすぐに取り出せる状態は、心の余裕の第一歩です。
  2. 図面の電子化 紙の図面が油まみれで読めない、最新版がどれか分からない。これをデジタル化し、タブレット一つで現場確認できるようにする。これは小さなDXへの挑戦です。
  3. 他部署との業務分担の明確化 「これは保全の仕事? 製造の仕事?」というグレーゾーンの押し付け合いは、人間関係をギスギスさせます。ここをクリアにして、お互いがリスペクトできる関係を作りたい。

これらは、事務所のスタッフや他部署の協力なしでは成し遂げられません。安野さんが国民に語りかけるように、私も「なぜこれが必要なのか」を周囲に丁寧に説明し、巻き込んでいくつもりです。


今回の「トヨタ思考」的気づき

【方針管理(Hoshin Kanri)の原点】

トヨタには「方針管理」という考え方があります。これは、会社の中長期的なビジョン(方針)を、現場の一人ひとりの具体的な行動計画にまで落とし込む仕組みです。

今回私が感じた「未来は明るいと信じられる職場へ」という想いは、まさにこの「上位方針(ビジョン)」にあたります。そして、予備品の5Sや図面の電子化は、それを実現するための「重点実施事項」です。

ビジョンなき改善は単なる「作業」になりがちですが、「明るい未来(働きやすい職場)を作るためなんだ」という目的意識が一本通っていれば、地味な片付け作業も「未来への投資」に変わります。

現場リーダーへの一言

政治や異分野のリーダーの言葉から、現場改善のヒントをもらうことってありますよね。「あんな大きな話、ウチの現場には関係ないよ」と思わず、その熱量を少しだけ自分の現場に輸入してみませんか? 理想を語ることは、リーダーの特権であり義務でもあるのですから。

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