現場で設備のトラブルシューティングをしていると、「適切な工具さえあれば、もっと早く直せるのに」と感じる瞬間があります。今、私たちの目の前にある「AI」という新しい工具も、まさにそれと同じなのかもしれません。
2月に入った最初の日曜日。今日は休日を使って、個人的なデジタル環境の整備と、家族の時間の合間に感じた「道具としてのAI」について、少しばかり思考を巡らせてみました。
1人では終わらなかった「設定」の壁
今日、以前からやろうと思っていたGoogle Workspaceの契約と設定に着手しました。 正直なところ、私は現場のPLC(制御装置)を触るのは苦ではありませんが、ITツールの管理画面に出てくる難解なカタカナ用語や、複雑な設定フローは大の苦手です。
「これ、自分でマニュアルを読みながらやったら、半日は潰れるな……」
そう直感して、すぐに生成AI「Gemini」を立ち上げました。今回はPCの前に座り込むのではなく、スマホ片手に画面共有をし、音声入力で質問を投げかけるスタイルを試してみました。
結果は驚くべきものでした。「ここはどうすればいい?」と画面を見せながら話しかけるだけで、AIが次々とナビゲートしてくれます。まるで、メーカーの熟練エンジニアが隣に座って、指差し確認しながら教えてくれているような感覚。1人なら途中で投げ出していたであろう設定作業が、あっという間に完了しました。
散歩中の「対話」で身体のメンテナンス
設定が終わった後は、気分転換に愛犬との散歩へ。 ここでも私は、ポケットの中のAI(ChatGPT)を活用してみました。職業病とも言える「背中の痛み」について、歩きながら相談してみたのです。
単に「痛い」と検索するのではなく、学習モードを使って対話を深めていくと、私の痛みの原因の仮説から、今すぐやるべき具体的なストレッチや行動まで、驚くほど的確に落とし込んでくれました。 整骨院の先生と話しているような感覚で、自分の身体の状態への理解が深まりました。
道具を使うか、使われるか
この2つの体験を通じて、改めて痛感したことがあります。それは、「AIという道具を使う人と使わない人では、今後、絶望的なまでの差が開く」という事実です。
現場改善において、私たちは「ムダ取り」を徹底します。今日私がAIを使ったことで削減できた時間は、まさに「事務作業のムダ」の排除でした。 仕事においても、この「新しいレンチ」をどう使いこなせば、設備の稼働率が上がるのか、保全計画の精度が上がるのか。それを考えるのが、これからのリーダーの役割だと強く感じました。
惜敗から学ぶ「自信」という成果
話は変わりますが、今日は息子のサッカーの新人戦の応援にも行ってきました。 相手は県内でも指折りの強豪校。結果は2-3で惜敗でした。
負けはしましたが、強豪相手にここまで肉薄できたこと。これはチームにとっても、息子にとっても大きな財産です。親としては、悔しさよりも「ここまでやれた」という嬉しさがこみ上げてきました。 この経験は、必ず次の公式戦への自信につながるはずです。
「完璧ではなくても、強敵(難題)に挑んで、手応えを掴むこと」。 これはサッカーだけでなく、私たちの現場改善や、新しいAIへの挑戦にも通じる姿勢なのかもしれません。
【今回のAI活用のヒント】 「マルチモーダル入力」の活用 今回はキーボード入力ではなく、「画面共有」や「音声対話」を活用しました。現場において、汚れた手で文字を打つのは大変です。写真を撮って「この部品の異常原因は?」と聞いたり、異音を聞かせて診断の補助にしたり。「目」と「耳」を持ったAIの使い方は、製造現場と非常に相性が良いと感じています。
【現場リーダーへ一言】 新しい技術や道具に対して「食わず嫌い」になっていませんか?まずは休日の個人的な困りごとから、AIという「新しい工具」を試しに使ってみてください。その便利さを体感すれば、きっと月曜日からの現場の景色が変わって見えるはずです。


コメント