部下を信じたい気持ちと、現場で募る不信感。
リーダーなら誰しも、そんな板挟みに悩んだ経験があるのではないでしょうか。
今回は、部下の急な欠勤をきっかけに見えてしまった、チーム内の「死角」についてお話しします。
完璧なマネジメントとは程遠い、私の未完成な葛藤の記録です。
突然の代打と、見えていなかった現場
ある日、部下のKさんが急遽休みとなりました。
彼が担当していた、協力業者(Y社さん)の作業対応を私が引き受けることに。
しかし、恥ずかしながら私は、その作業の詳しい内容を把握していませんでした。
現場で図面と現物をにらめっこしながら、一つひとつ確認して進める始末です。
完全に彼に「丸投げ」してしまっていた自分に気づき、焦りと共に猛省しました。
どんなに任せている業務でも、トラブル時にカバーできる最低限の情報共有は不可欠ですね。
業者任せの作業と、芽生えた「不信感」
さらにショックだったのは、現場を回っていたときの出来事です。
今週初めに行われた、ある温度センサーの取り外し作業。
ふと現場を確認すると、業者が作業しただけで、Kさんが現場で最終確認をした形跡がありませんでした。
「まさか、現場もろくに見ずに業者任せにしていたのか…?」
正直、がっかりしましたし、同時に彼への疑念が膨らんでしまいました。
思えば最近、作業が少ない日でも単独行動が多く、何をしているか見えづらかったKさん。
「見えないところで、サボっているんじゃないか?」
そんな最悪の推測まで頭をよぎる自分が、嫌でたまりませんでした。
感情で裁かず、「仕組み」で解決する
彼の良いところは、他部署とのコミュニケーション能力が高く、言うべきことをズバッと言える点です。
でも、面倒な作業は避けがちで、責任の範囲を自分勝手に線を引いてしまうところがあります。
このまま「アイツは信用できない」と切り捨てるのは簡単です。
しかし、推測や感情だけで彼を評価するのは、リーダーとして間違っています。
まずは、彼の動きが見えない今の「環境」を変える必要があります。
日々の報告の仕組みを見直し、業務を見える化すること。
そして、お互いの「期待値」のズレをなくすため、役割分担と業務範囲を明確にすること。
疑念を仕組みで乗り越えるための、地道な一歩を踏み出そうと思います。
💡 今日の「トヨタ思考」的気づき
- 「人」を責める前に「仕組み」を疑え(丸投げになっていた自分の管理体制の反省)
- 業務の「見えない化」はムダと不信の温床(日々の不透明な行動が疑念を生む)
- 暗黙の了解をなくす(互いの「期待値」をすり合わせ、役割と責任を「標準化・見える化」する)
🔧 現場の同志たちへ
部下を疑ってしまう自分に嫌悪感を抱くこと、ありますよね。
でも、そのモヤモヤこそが、チームを仕組みから変える大きなチャンスかもしれません。
感情に流されず、今日も一日、泥臭く現場を良くしていきましょう!ご安全に!

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