5Sがただの「大移動」になってない?部下の勢いに流された日の未完成な改善録

現場の5S活動、皆さんの現場でも苦労していませんか?

せっかく広いスペースを確保したのに、気づけばただの「大移動」になっている。

とりあえず隙間を埋めるように物を置いてしまい、後から使いにくさに気づく。

現場リーダーなら、一度は経験する「あるある」の悩みだと思います。

今回は、私が現場の勢いに飲まれてしまい、少し後悔した日のリアルな記録です。

完璧な成功体験ではありません。

現在進行形で悩み、泥臭く試行錯誤している未完成のストーリーをお届けします。

トラブル発生:想定外の現場と止まらない時計

今週、大型予備品置き場の整頓を実施しました。

先週から段取りし、約100㎡という大きな空きスペースを確保できたのです。

朝礼で作業メンバーを集め、現場の写真を見ながら配置を検討しました。

事前の私の計画では、モーターをメーカー別・サイズ順に並べるつもりでした。

しかし、現場は想定外の連続です。

いざ配置しようとすると、一部の床面がケーブルピットになっていました。

ピットの上は鉄板で塞がれていますが、重量物を置けば抜ける危険があります。

私は「鉄板を補強すべきか、軽量な物を置くべきか」と頭を悩ませました。

待機している作業者たち。刻一刻と過ぎていく時間。

現場特有の「早く指示を出さなきゃ」という焦りが募り始めました。

試行錯誤と葛藤:突っ走る部下を止められなかった後悔

私が立ち止まって考えていた、まさにその時です。

行動力のある中堅社員が「とりあえず軽いケーブルリールを置きましょう!」と動き出しました。

彼は作業が早く、今できることをどんどん進めてくれます。

しかし、少し思いつきで動いてしまう癖があり、後のことをあまり考えていません。

配置を見に行くと、リールが隙間なくギュウギュウに詰め込まれていました。

これでは後から現品票(カード)を確認したり、取り出したりするのが困難です。

「人が歩けるように、カードが見えるように置いて」と彼に伝えました。

でも、私と彼の「十分なスペース」の感覚は違っていたのです。

本当はそこで「一度ストップ!」と待ったをかけるべきでした。

しかし、作業者が集まって待っているプレッシャーから、そのままやらせてしまったのです。

突っ走る部下を止められなかった自分に、強い不甲斐なさを感じました。

解決への糸口:あえて「余白」を残し、原点に立ち返る

現時点で、まだ解決の道は開けていません。

明日改めて現場に行き、動線が確保できていなければやり直す予定です。

理想は「何がどこにあるか、誰でもすぐに分かる状態」を作ること。

そのためには、今回のような「とりあえず置く」は命取りになります。

今回の最大の反省点は、物を動かす前の準備不足です。

配置に悩む前に、まずは現在の予備品を精査すべきでした。

「これは本当に使うものなのか?」と要否を見極める。

不要な物を除外してからでなければ、結局は無駄な大移動に終わります。

今は無理にスペースを埋めず、あえて「余白」を残そうと決めました。

全体最適の構想を練りながら、現場と一緒にやりながら改善していくつもりです。


💡 読者の現場でも使える!今日の「【トヨタ思考・現場改善】」

  • 動かす前の「要否の精査」を徹底する: 整理の基本は捨てること。大移動を始める前に「本当に使うのか?」を見極め、不要なものを弾くプロセスを必ず挟みましょう。
  • 「待った」をかける勇気を持つ: 作業者が手待ちになっていても、方針がブレたなら一旦止めるのがリーダーの仕事。プレッシャーに負けない勇気が後戻り作業を防ぎます。
  • 感覚ではなく「具体的な基準」で伝える: 「人が通れるように」ではなく、「肩幅分(約60cm)の通路を開ける」など、人によってブレない具体的な数値で指示を出しましょう。

🔧 現場の同志たちへ

現場の改善に「一発で大正解」はありませんよね。 部下との感覚の違いや、時間のプレッシャーに挟まれて悩む日々。 それでも、昨日より少しでもマシな現場を目指して、明日も一緒に泥臭く頑張りましょう!

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