保全現場で不安全行動はなぜ起きる?リーダーが陥る「3つの罠」と意識改革

現場で「危ない」と分かっているのに、つい無理をしてしまうことはありませんか?

本記事では、ある大型設備の高所作業でのリアルなヒヤリハット体験をもとに、リーダー層が陥りやすい「保全現場で不安全行動はなぜ起きるのか」という心理に迫ります。

「なぜ、あの時止まれなかったのか」という問いへの答えと、明日から現場で使える具体的な対策を提案します。

保全現場で不安全行動はなぜ起きるのか?ある高所作業でのヒヤリハット

先日、ある大型設備の上部にある配管の確認作業を行っていた時のことです。

本来なら足場を組んで安全を確認すべき場所でしたが、私はそのまま配管の上に昇って作業を進めてしまいました。

一歩間違えれば転落し、重大な事故につながっていたはずです。今思い返すと、ゾッとするような非常に危険な行動でした。

「早く終わらせたい」という焦りから、勢いだけで行動してしまった自分に、後になってから強い恐怖を感じたのです。

試行錯誤と現場での葛藤(なぜ上手くいかなかったのか)

なぜ、危険を承知で「勢い」に任せてしまったのでしょうか。

リーダーという立場は常に多くのタスクを抱えており、「一つでも早く処理したい」という意識が常に頭の片隅にあります。

また、トラブル対応などの突発的な状況では、原因究明に全神経を注いでしまい、安全意識がすっぽりと抜け落ちる「周りが見えなくなる一点集中の罠」が起こります。

そこに「これくらいなら大丈夫」という過去の経験への過信と、リーダーに対して周囲が注意しにくいという「甘え」が重なってしまったのです。

解決への糸口と本質的な気づき(保全での不安全行動を防ぐ仕組み)

この経験から、私は「安全確保は時間のかかるものだ」と再定義することにしました。

精神論で「意識を高める」のではなく、安全確保の時間を最初から「作業時間の見積もり」に組み込むようにしたのです。

「安全にできないときは作業を止める」という決断こそが、リーダーが最も優先すべきタスクであると確信しました。

普段からリーダー自らがルールを徹底する姿を見せることで、チーム全体の安全意識も確実に変わっていくはずです。

💡 読者の現場でも使える!今日の「現場改善」

  • 安全確保を「工程」として見積もる:作業計画を立てる際、実作業とは別に「安全準備の時間」を必ず15分〜30分確保しましょう。
  • 「止める基準」を明確にする:足場がない、防具が足りないなど、条件が揃わない時は「絶対にやらない」という意思表示をリーダーから行います。
  • 突発時こそ一呼吸置く:トラブルで焦っている時ほど、作業着手前に「今の状態は安全か?」と声に出して指差呼称を行いましょう。

🔧 現場の同志たちへ

タスクが積み重なると、どうしても「勢い」で解決したくなりますよね。でも、その一瞬の判断ミスが一生の後悔に繋がります。仲間のためにも、まずは私たちリーダーが「止まる勇気」を持っていきましょう!

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