先週から続く、憂鬱で重要な行事。
そう、定期的な棚卸し作業だ。
昨日までで、予定していた作業はある程度終わっていた。
しかし、現場リーダーにとってここからが本当の戦いになる。
今日は「データ上はあるのに、現物が見つからないもの」の再確認だ。
現場を歩き回りながら、ため息交じりに宝探しをする一日が始まった。
姿を消した40件の部品たち
リストアップされた「行方不明リスト」は、ざっと30〜40件。
決して少なくない数字に、思わず頭を抱えたくなる。
私はリストを片手に、現場の棚を一つひとつ確認していった。
「絶対この辺りにあるはずなんだけどな……」
独り言をこぼしながら、ほこりっぽい棚の奥にライトを当てる。
泥臭く探し回った結果、多くの部品を無事に見つけ出すことはできた。
だが、本当の問題は「なぜ見つからなかったのか」という事実だ。
ダンボールの下、棚の奥。現場のリアル
見つかった部品たちの状況は、まさに「現場あるある」だった。
ダンボールが何段も積み重なった、その一番下。
あるいは、背の高い棚の、手が届かないような奥深く。
「これじゃあ、パッと見て見つかるわけがない」
単純に、見えにくい場所に置かれていたことによる見落としが多かったのだ。
現場の整理整頓が、まだまだ不十分であることを痛感する。
さらに厄介だったのは、現場の置き方ではなくシステム側の問題だ。
エクセルで見えた「4つの原因」と次への一歩
部品は見つかったが、今後のためにそもそもの原因をエクセルにまとめてみた。
・スキャンデータの未反映(これが一番多かった) ・現場での単純な見落とし ・保管場所がそもそも周知されていない ・払い出し忘れ(これが2件)
特に、カードをスキャンしたのにシステムに反映されていないケース。
これは作業者のスキャンミスなのか、システムのエラーなのか、深く掘り下げる必要がある。
そして「払い出し忘れ」は、在庫管理の根幹を揺るがすミスだ。
今回の棚卸しは、ただ数を数えるだけじゃなく、現場の「病巣」を浮き彫りにしてくれた。
今後は、誰が見ても一目でわかる「保管の仕方」を真剣に考え直さないといけない。
💡 今日の「トヨタ思考」的気づき
- 探す時間は「ムダ」: 誰でもすぐに取り出せる「見える化」が必須。
- システムを過信しない: データと現物のズレには必ず現場の真因がある。
- 棚卸しの本質: 在庫の数を合わせる作業ではなく、管理の異常を見つける作業。
🔧 現場の同志たちへ
棚卸し終盤の「宝探し」、本当にお疲れ様です。見つけた時の安堵感より、なぜそこにあったのかに目を向けるのが、私たちの役目。地道な整理整頓から、また一歩ずつやり直すしかないですね。

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