棚卸しの時期、皆さんの現場ではスムーズに進んでいますか? 今日は、メンバーに任せていた貯蔵品(予備品や消耗品など)の棚卸し状況を確認しました。スキャンとクラウドを活用して作業のデジタル化を進めているものの、最終的に直面するのはやはり「現物の管理」と「人の関わり方」というアナログな課題です。 他部署からのありがたい応援で逆にモヤモヤしてしまった、私の未完成な葛藤と気づきを記録しておきます。
デジタル化しても残る「現物」のトラブル
現在の私たちの棚卸しは、「棚卸しカードと現物を照合し、カードをスキャンしてクラウドにデータを飛ばす」という少しデジタルを取り入れた手法で行っています。作業自体はメンバーに任せており、「だいたい終わりました」という頼もしい報告を受けました。
しかし、いざ中身を確認してみると、やはり一筋縄ではいきません。 「データ上はあるはずなのに現物が見つからない」という定番のトラブルから、「本来1つしかないはずの部品なのに、なぜか同じカードが2つの部品についている」という重複エラーまで発覚しました。
どれだけクラウドでデータ集計をラクにしても、現場の「モノ」自体が正しく管理されていなければ意味がありません。来週は、クラウドのデータとマスターリストを突き合わせ、合わないものを現場で再捜索する予定です。
「手伝うよ!」という善意が不安に変わるとき
そして今日、一番考えさせられたのが「応援(手伝い)」の受け入れ方です。
今回、自チームの棚卸し作業を、別工程のチームが善意で手伝ってくれました。現場の助け合い精神は本当にありがたく、本来なら感謝で終わる話です。 しかし、応援に来てくれた方の中に少し作業が粗い人がおり、様子を見ながら「これ、ちゃんと元の位置に戻してくれたかな…?」という不安がよぎってしまったのです。
正直なところ、「これなら最初は大変でも、自分たちだけでやると言っておけばよかったかな」という少しの後悔すら生まれてしまいました。
「自分の仕事が終わらない」というジレンマ
実は今日、私は空調更新工事の業者さんの入構書類チェック(これがまた、リストと教育記録の不一致が多くて大変でした…)や、別のエリアの安全対策(進入ゲートの改善提案)の準備に追われていました。
自分自身の業務に手一杯で、棚卸しの応援に来てくれた人たちに「どう作業してほしいか」をしっかり伝える時間が取れなかったことも、不安を残した原因の一つです。周りの仕事は進んだのに、自分の仕事は進まず、さらに手戻りの不安まで抱えるという、リーダーとしては少し苦い一日となりました。
今回の「トヨタ思考」的気づき
「標準化」なき応援はムダと不安を生む 現場において人の手が増えることは大きな力になりますが、それは「正しい手順(標準)」が共有されていることが大前提です。 今回のように「ただ人を投入する」だけでは、作業の質にバラツキが出たり、後から「定位置に戻っていないのでは」と探すムダ(手戻り)が発生してしまいます。
手伝ってもらうにしても、「役割」「作業範囲」「モノの戻し方のルール」をはっきりさせてからお願いする。これが、応援してくれる方への礼儀であり、自工程の品質を守るための「標準化」だと痛感しました。
読者(同じ現場リーダー)への一言
棚卸しは単なる「数え合わせ」ではなく、日頃の5S(整理・整頓など)のレベルが浮き彫りになる現場の健康診断のようなものですね。手伝いをお願いする際のルール作りなど、失敗から得た「改善の種」を、次回の仕組みづくりに活かしていきましょう!今日もお疲れ様でした。

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